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Wilson Audio、新しい理論に基づくスパイクシステム「Acoustic Diode」を発表

2025/10/17 公開
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Wilson Audio

米国のハイエンドスピーカーブランドWilson Audioは、長年の研究開発の成果として、新しい理論に基づくスパイクシステム「Acoustic Diode」を発表しました。スピーカーやオーディオコンポーネントから不要な振動エネルギーを効果的に排出することで、機器が本来持つ性能を最大限に引き出すことを目的としています。

振動管理の新たなアプローチ

Acoustic Diodeは、Wilson Audio独自の複合素材「V-Material」を中心に構築されています。V-Materialは、優れた振動吸収性とダンピング特性を誇り、同社のスピーカーにも採用されています。

このシステムは、コンポーネントから発生する微細な振動を一方向にのみ伝達し、外部からの振動がコンポーネントへ逆流するのを防ぐ、まさに「音響的なダイオード」として機能します。これにより、ノイズフロアが劇的に低下し、ダイナミックレンジの拡大、ディテールの再現性の向上、そしてより自然な音楽表現が可能になるとしています。

スピーカーとコンポーネントの両方に

Acoustic Diodeは、Wilson Audioのスピーカーはもちろん、他社製のスピーカーや、アンプ、ソース機器など、さまざまなコンポーネントに使用することができます。機器の足元を固めることで、システム全体のサウンドクオリティを飛躍的に向上させるポテンシャルを秘めています。

発売時期や価格などの詳細については、今後の発表が待たれますが、オーディオシステムの音質を追求する上で、見逃せない重要なアクセサリーの登場と言えるでしょう。

参考リンク / 出典