ジェネレックは、2025年11月19日に開幕した「Inter BEE 2025」にて、同社の新しいフラッグシップ・メインモニターと位置づける同軸3ウェイ・アクティブモニター「8380A」を本邦初公開しました。
「8380A」は、「The Main Oneシリーズ」に連なるモデルで、”ゼロノイズ”を謳う徹底した設計が特徴です。
主な特徴
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新開発の同軸ユニットと大型ウーファー: ミッドレンジ/ツイーターには、新開発の125mmミッドレンジ/25mmツイーターによる同軸ユニット「MDC(Minimum Diffraction Coaxial)」を搭載。指向性を制御する「DCW(Directivity Control Waveguide)」と組み合わせることで、極めて正確な音響放射を実現します。ウーファーには15インチ(約380mm)の大口径ドライバーを採用しています。
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ファンレス設計のアンプモジュール「RAM-L2」: パワーアンプモジュール「RAM-L2」は、ウーファー用に500W(ClassD)、ミッドレンジ用に250W(ClassD)、ツイーター用に200W(ClassAB)の出力を持ちながら、ファンレス駆動を実現。自己発生ノイズ0dBを達成しています。また、このアンプモジュールはスピーカー本体から着脱可能で、外部ラックへの設置にも対応します。
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柔軟な設置性: フロントに2つのバスレフポートを設けることで、壁面への埋め込み設置にも対応。エンクロージャー素材はMDFで、ブラックとホワイトの2色展開となります。
主要諸元
- 周波数特性: 38Hz - 20kHz(-6dB)
- 最大音圧レベル: ≧122dB
- クロスオーバー周波数: 470Hz(ウーファー/ミッド)、2.5kHz(ミッド/ツイーター)
- 接続端子: XLRアナログ入力×1、AES/EBU入出力×1、RJ45コントロール×2
- 外形寸法: 480W×810H×420Dmm
- 質量: 54kg
- 価格: オープンプライス
「8380A」は、プロフェッショナルなオーディオ制作環境において、一切の妥協を排したモニタリングを可能にする、ジェネレックの新たなリファレンスモデルです。