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2025年11月27日のオーディオニュース

2025/11/26 公開
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本日のハイエンドオーディオニュースでは、注目の新製品が多数発表されました。Wilson Audioは、人気モデルSabrinaを大幅に進化させたフロア型スピーカー「Sabrina V」を発表。EARMENからは、ヴィンテージ真空管を採用したポータブルアンプ「L-AMP MK2」と、電源別の本格ヘッドホンアンプ「CH-AMP Signature」が登場し、ポータブルから据え置きまで話題を提供しています。さらに、ブルガリアのThraxからは高性能MCカートリッジの実力を引き出すためのフォノステージ「COTYS」が、Analog Relaxからはヴァイオリンと同じ木材と塗装で仕上げられた工芸品のようなMCカートリッジ「EX700」が発表されるなど、アナログ関連も充実しています。

1. 新製品リリース(公式発表)

  • Sabrina V — Wilson Audio (フロアスタンディングスピーカー)

    • 主仕様: 上位モデルと同じCSCツイーター、7インチAlNiCo Quadra Magミッドレンジ、8インチウーファーを搭載。キャビネットには、最新の複合素材であるH-MaterialとV-Materialを採用し、構造を全面的に見直している。
    • 価格: 6,930,000円から(ペア、税込)
    • 発売・予約: 発売中
    • 注目ポイント: 人気モデル「Sabrina X」の設計思想を継承しつつ、上位機種の技術と素材を惜しみなく投入した進化モデル。コンパクトなサイズながら、Wilson Audioならではの広大なサウンドステージとダイナミックな表現力を実現。
  • COTYS — Thrax (フォノステージ)

    • 主仕様: 完全バランス構成とLCR型RIAAイコライザーを採用。それぞれ独立して設定可能な2系統のMC入力を装備。超低インピーダンスのMCカートリッジに最適化された差動入力段を搭載。筐体はアルミ削り出し。
    • 価格: 1,870,000円(税込)
    • 発売・予約: 発表済み
    • 注目ポイント: 現代の高性能MCカートリッジが持つ情報を余すことなく引き出すために、入力段から回路構成まで徹底的に見直されたフォノステージ。従来設計の限界を打ち破り、アナログ再生の新たな基準を提示する。
  • EX700 — Analog Relax (MCカートリッジ)

    • 主仕様: ボディにストラディバリウスにも使われる北イタリア産のスプルース材を使用し、古典的なオイルニスで仕上げ。ラインコンタクト針とボロンカンチレバーを採用。
    • 価格: 979,000円(税込)
    • 発売・予約: 発売中
    • 注目ポイント: まるで楽器のような作り込みが特徴のMCカートリッジ。素材と構造へのこだわりが、音楽の持つ響きや感情を豊かに再現することを目指す。
  • Sonika mk3 — Audel (ブックシェルフスピーカー)

    • 主仕様: 独自の「リブ構造」を持つ積層バーチ材キャビネットを採用し、剛性と共振抑制を両立。SB Acoustics製の4インチウーファーと26mmソフトドームツイーターを搭載。
    • 価格: 341,000円から(ペア、税込)
    • 発売・予約: 発売中
    • 注目ポイント: Audelのサウンド哲学をより身近に楽しむために開発された新しいエントリーモデル。ハイエンドモデルで培われた設計思想を受け継ぎ、価格を超えた音楽表現力を実現。

4. 参考リンク / 出典