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本日のハイエンドオーディオニュースでは、国内外の注目ブランドから新製品が多数発表されました。特に、日本のFundamentalからは2筐体の弩級プリメインアンプ「aina」が登場し、大きな話題を呼んでいます。プロオーディオ界の雄Genelecも、大規模なメインモニター「8380A」を発表。また、Silent Angelからは、ストリーミング再生の品質向上を図る新たなネットワークスイッチ「N8C」がリリースされました。

1. 新製品リリース(公式発表)

  • aina — Fundamental (プリメインアンプ)

    • 主仕様: 電源部を分離した2筐体構成のプリメインアンプ。筐体は高伝導率の純アルミニウム削り出し。無帰還電圧増幅段と3段ダーリントン出力段を備え、定格出力は32W×2(8Ω)。受注生産で、入力端子はRCAまたはXLRを選択可能。
    • 価格: 5,280,000円(税込)
    • 発売・予約: 2025年12月1日より受注開始
    • 注目ポイント: 「構造とエレクトロニクスの両面で基本に立ち返る」という「ZEROシリーズ」の第一弾。素材から回路、構造まで徹底的にこだわり抜いた、ブランドの新たなフラッグシップ。
  • 8380A — Genelec (アクティブモニタースピーカー)

    • 主仕様: 自社開発の125mmミッドレンジ/25mmツイーター同軸ユニットと15インチウーファーを搭載した3ウェイ・アクティブモニター。ファンレス設計で自己ノイズ0dBを謳うアンプモジュール「RAM-L2」は着脱可能。周波数特性は38kHz~20kHz。
    • 価格: オープンプライス
    • 発売・予約: 2025年11月19日発表
    • 注目ポイント: プロフェッショナル向けの大規模メインモニターながら、壁面設置にも対応。Genelecの最新技術が投入された「ゼロノイズ」を追求したモデル。
  • N8C — Silent Angel (ネットワークスイッチ)

    • 主仕様: ネットワークに最適化された高精度TCXOクロック(±0.1ppm)を搭載したオーディオ用ネットワークスイッチ。外部25MHzマスタークロック入力にも対応。8つのRJ-45ポートを備え、ポート間の干渉を抑制する設計が特徴。
    • 価格: オープンプライス(市場想定価格 172,800円前後)
    • 発売・予約: 2025年11月13日発売
    • 注目ポイント: ネットワーク再生におけるジッターを大幅に低減し、音の透明度を高めることを目的とした製品。2重シールド構造のアルミ合金筐体など、徹底したノイズ対策が施されている。
  • PB-1050 — Kripton (電源ボックス)

    • 主仕様: 3回路フィルター構造と10個口のコンセント(ハイパワー用×2、デジタル用×2、ローパワー用×6)を備えた電源ボックス。2.0mm厚の鋼板シャーシとステンレス製パネルを採用し、高剛性を実現。
    • 価格: 107,800円(税込)
    • 発売・予約: 2025年11月下旬発売
    • 注目ポイント: 機器間の相互干渉を低減するフィルター構成と、こだわりの部材(OFC内部配線、ロジウムメッキインレット等)により、システム全体のS/N向上に貢献する。

2. メーカー/代理店からのお知らせ

  • Eversolo「冬のキャンペーン」(ブライトーン)

    • 内容: ネットワークプレーヤー「DMP-6 Master Edition Gen2」「DMP-6 Gen2」、およびCDリッパー/プレーヤー機能付きモデル「PLAY CD Edition」「PLAY」の計4機種が、期間限定で一律11,000円引きとなる。
    • 期間: 2025年11月20日 ~ 2026年1月31日
  • Storm AudioおよびGoldring製品の価格改定(ナスペック)

    • 内容: 原材料費や物流費の高騰に伴い、取り扱いブランドの価格を改定。Storm Audio製品は2025年12月1日より、Goldring製品は2026年1月1日より新価格が適用される。
    • 例: Storm Audio「PA 8 ULTRA MK3」は1,980,000円→2,365,000円に。Goldring「EROICA LX-MC」は148,500円→187,000円に。

4. 参考リンク / 出典