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クリスマスイブを迎えたオーディオ界隈では、注目の新製品発表が相次いでいる。イタリアVolumioからESS製デュアルDAC搭載のネットワークプレーヤー「Primo Plus」が登場。国内ではDELAおよびMelcoのミュージックライブラリがJPLAY認証を取得し、操作性と音質の両立を実現。オルトフォンはSME穴を持つプレーヤーで同社製トーンアームを使用可能にするスライド式アームベースを発売。米Genesis Advanced Technologiesはバッテリー駆動のエントリーフォノステージで新たな市場に参入した。

1. 新製品リリース(公式発表)

  • Primo Plus — Volumio(ネットワークプレーヤー)

    • 主仕様: ESS「ES9039Q2M」をデュアル構成で搭載し、左右完全鏡像配置の「ハイパーシンメトリカル回路」を採用。USB-C経由でPCM 768kHz/32bit、DSD512まで対応。Femtoクロック搭載、NOSモードを含む9種類のデジタルフィルター切替機能を装備。XLR/RCAアナログ出力、S/PDIF(同軸/光)入力を搭載し、デジタルボリューム制御にも対応。
    • 価格: 198,000円(税込)
    • 発売・予約: 2026年1月29日発売
    • 注目ポイント: Volumio Premiumの全機能を追加料金なしで利用可能。Roon Ready対応、AIプレイリスト「Supersearch」機能搭載。USB光学ドライブ接続でCD再生・リッピングにも対応する拡張性の高さが魅力。
  • TA-Base/SME — オルトフォン(スライド式アームベース)

    • 主仕様: SME製トーンアーム用ベース穴を持つアナログプレーヤーに装着し、オルトフォン製トーンアームを取り付け可能にするアダプター。SME純正ベースより可動幅を拡大し±22.5mmの調整域を確保。着脱式フランジ部でアーム軸径18mm/20mmの2種類に対応。
    • 価格: 38,500円(税込)
    • 発売・予約: 2025年12月発売
    • 注目ポイント: SMEトーンアームは対応自重30g前半までのモデルが多く、重量級カートリッジへの対応が課題だった。本製品により、SPUなど重量級カートリッジに適したオルトフォン製アームをSME穴プレーヤーで使用可能に。
  • Simplicity Phono — Genesis Advanced Technologies(フォノステージ)

    • 主仕様: バッテリー駆動のエントリークラスフォノステージ。同社フラッグシップモデルからのトリクルダウン技術を採用。ACアダプター不要のバッテリー電源により、電源ノイズからの完全な分離を実現。
    • 価格: 未発表
    • 発売・予約: 発売中
    • 注目ポイント: Genesis Advanced Technologiesは超弩級スピーカーシステムで知られる米国ハイエンドブランド。Series 7スピーカーに続くエントリー製品第2弾として、アナログ入門者にも手が届くフォノステージを投入。
  • VoltCel — Eleven Audio(DC電源クリーナー)

    • 主仕様: ACアダプター由来のノイズを低減するDC電源クリーナー。出力電圧5V/7V/12V/15V/19V/24Vの6モデルをラインナップ。ACアダプターとオーディオ機器の間に挿入して使用。
    • 価格: 44,000円(税込、各モデル共通)
    • 発売・予約: 12Vモデルは2026年1月23日発売。他の5モデルは2026年春より順次展開
    • 注目ポイント: ネットワークオーディオやポータブル機器などACアダプター電源を使用する機器の音質向上に寄与。電源のクリーン化を手軽に実現できるアクセサリー。

2. メーカー/代理店からのお知らせ

  • DELA/Melco ミュージックライブラリがJPLAY認証を取得(DELA/Melco)

    • 内容: DELAおよびMelco全製品がJPLAY Certifiedを取得。最初期のMelco N1AやN1Zを含む全モデルでJPLAYプラットフォームのフル機能が利用可能に。
    • 施行: 即時対応済み
    • 注目ポイント: JPLAYとMinimServerの組み合わせにより、Classical/Rock/Jazzなどジャンル別プロファイルで最適なメタデータ表示が可能。クラシック音楽ではマルチワークアルバムを個別楽曲として表示する機能も搭載し、ブラウズ体験が大幅に向上。
  • Sonic Corrector — トップウイング(アクティブアナログフィルター)

    • 内容: 過度に音圧を上げた「海苔波形」音源やプリエンファシスCD、高周波ノイズを含む音源を最適化する信号補正フィルター。回路アートワークはM2TECHオーナーのマルコ・マヌータ氏が担当。国内生産。
    • 価格: 99,000円(税込)
    • 発売: 2026年1月29日発売
    • 注目ポイント: 近年問題視される「ラウドネスウォー」音源への対処アクセサリー。アナログ信号段階での補正により、デジタル処理では困難な自然な聴感の改善を実現。

3. 参考リンク / 出典