Audio Review Blog Logo
Overview
To English

音門(OTOMON)、大型送信管211搭載の弩級モノラルパワーアンプ「King & Queen The Royal」を発表

2025/10/11 公開
1 min read
音門

神奈川県相模原市に本拠を置くアンプ工房「音門(OTOMON)」は、同社のフラッグシップモデルとなるモノラル・パワーアンプ「King & Queen The Royal」を発表しました。受注生産で、価格はペア4,950,000円(税込)です。

大型送信管211と300Bの豪華共演

本機は、出力段に大型送信管として名高い「211」を片チャンネルあたり4本、A級パラレル・プッシュプル構成で採用。これにより、真空管アンプとしては異例の160W(8Ω)という大出力を実現しています。

さらに、ドライブ段にはこちらも人気の高い直熱三極管「300B」を2本、初段と位相反転段には「12AY7」を採用するという、まさに「King」と「Queen」の名にふさわしい豪華な構成となっています。

独自開発のドライブ回路「O.U.D.D.C.」

ドライブ段と出力段の間には、音門が特許出願中という独自開発のドライブ回路「O.U.D.D.C. (Otomon Ultimate Direct heat tube Drive Circuit) 」を搭載。これにより、歪みの低減と広大な音場表現を両立したとしています。

入力はRCA1系統、XLR2系統を装備。出力インピーダンスは4Ω、8Ω、16Ωから受注時に指定可能です。

ヴィンテージオーディオの修理やオリジナルアンプの製造を手掛ける同工房ならではの、真空管への深い知識と情熱が結実した、弩級パワーアンプの登場です。