オーディオテクニカは、レコードの音楽を光に変換してより深くアナログ音楽を楽しめるターンテーブル「Hotaru(ホタル)」の一般販売を2025年12月4日より開始した。公式オンラインストア価格は1,650,000円(税込)、全世界1,000台限定での販売となる。
製品概要
本製品は2025年4月に開催されたミラノデザインウィークで初披露され、その後特設サイトにて限定先行受付を実施していた。今回の一般販売開始により、正式に購入可能となった。
「音楽とインテリアの融合」というコンセプト
オーディオテクニカは、近年ターンテーブルをインテリアとして視覚的に楽しむニーズが高まっていると分析。Hotaruでは、この視覚的な楽しみをターンテーブル本体だけでなく、レコードに収録された音楽にまで拡張することで「音楽とインテリア」の融合を目指した。
「音を光に変換し、レコードが再生される空間を演出することで、音楽を聴いているその瞬間をより濃く、空間ごと体感し記憶に残すことができる」
ライティングシステム
レコードから読み取った音と光がシンクロする「Lighting System」を搭載。以下の機能を備える:
- 20種類のカラーパレット: 多彩な色調から選択可能
- 3種類の点灯モード:
- ベーシックモード: 光が継続
- グラデーションモード: 滑らかに光が移ろう
- リンクモード: 音の波を光として捉える
「浮遊」するターンテーブル
外観面では独創的なデザイン性を追求すると同時に、ターンテーブルの課題である外部振動対策として、ターンテーブル部分を「浮遊」させるユニークな設計を採用している。
レコードは髪の毛より細い音溝をカートリッジの針先が読み取ることで再生される。この繊細な動作をより正確に行うため、強力なマグネットの磁力反発によってターンテーブルを宙に浮かせる浮遊構造を搭載。デザインのインパクトに加え、振動をアイソレーションすることでカートリッジの再生能力を最大化し、レコード再生能力の向上も図っている。
オールインワン設計
Hotaruはターンテーブル機能とスピーカー機能を併せ持つ「オールインワンターンテーブル」となっている。内部構造を工夫することで筐体最大限のスピーカーサイズを確保。同社によれば、コンパクトなサイズ感からは想像できないパワフルなサウンドや、煌びやかで華のある中高音域、明瞭で深みのある低音域再生を実現したとしている。
販売情報
- 価格: 1,650,000円(税込)
- 発売日: 2025年12月4日
- 販売数量: 全世界1,000台限定
- 販売チャネル: オーディオテクニカ公式オンラインストア
参考リンク / 出典
- PHILE WEB: https://www.phileweb.com/news/audio/202512/04/27165.html
- Audio-Technica公式: https://www.audio-technica.co.jp/