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【新製品】miniDSP、Dirac Live標準搭載の16チャンネルAVプロセッサー「Tide16」を発売

2026/01/21 公開
2 min read
miniDSP

香港を拠点とするDSPオーディオ機器メーカーminiDSPは、16チャンネル出力のAVプロセッサー「Tide16」を発表した。Dolby Atmos、DTS:Xに対応し、Dirac Liveルーム補正ライセンスを標準付属する意欲作である。

製品概要

Tide16は、miniDSPがこれまで培ってきたDSP技術とルーム補正のノウハウを、本格的なホームシアタープロセッサーとして結実させた製品。16系統のXLRバランス出力により、7.2.6や9.2.4などの大規模Atmosシステムにも対応する。

主要スペック

項目仕様
チャンネル数16ch出力
プロセッサー1.8GHz クアッドコアA53 ARM
処理ビット深度/サンプルレート32bit / 48kHz
HDMI入力3系統 + eARC
XLR出力16系統(フルバランス)
S/N比127dB
THD+N-118dB(0.0001%)
USB入力あり
BluetoothLDAC / aptX HD対応
アナログ入力RCA / XLR
S/PDIF入力同軸 / 光×4系統
ディスプレイ1080p カラーOLED

サラウンドフォーマット対応

以下のサラウンドフォーマットに対応:

  • Dolby Atmos: オブジェクトベースオーディオ
  • Dolby TrueHD: ロスレスオーディオコーデック
  • DTS:X: オブジェクトベースオーディオ
  • DTS HD Master Audio: ロスレスオーディオコーデック
  • Dolby Atmos Height Virtualisation: 天井スピーカーなしでの高さ再現
  • Dolby Atmos Music: 音楽向けAtmos

Dirac Live標準付属

Tide16の大きな特徴が、Dirac Liveのフルライセンスが標準で付属する点である。以下の3つのライセンスがすべて含まれる:

Dirac Live Room Correction (RC)

測定に基づいて周波数特性を補正し、部屋の音響問題を解決する基本機能。

Dirac Live Bass Control (BC)

複数のサブウーファーとメインスピーカーの低域を統合的に最適化。サブウーファーの配置による干渉や定在波の問題を軽減する。

Dirac Live ART (Active Room Treatment)

アクティブなルーム処理により、物理的な音響処理材では対応が難しい低域の問題にもアプローチ。より精密な音場補正を実現する。

通常、これらのライセンスを個別に購入すると数百ドルのコストがかかるが、Tide16では本体価格に含まれている。

DSP機能

マトリクスミキサー

入力ソースを任意の出力チャンネルにルーティング可能。複雑なスピーカー構成やカスタムシステムに対応する。

アドバンスドバスマネジメント

クロスオーバー設定、サブウーファー統合、チャンネル別ディレイ/ゲイン調整など、きめ細かな低域管理が可能。

パラメトリックEQ

各チャンネルにパラメトリックイコライザーを搭載し、詳細な周波数調整に対応。

オーディオファイルグレードのアナログ回路

miniDSPは「オーディオファイルグレードのアナログ回路」を強調しており、SNR 127dB、THD+N -118dB(0.0001%)という優れた測定値を公表。ホームシアター用途だけでなく、2チャンネルのピュアオーディオシステムにも対応できる品質を目指している。

設置性

リムーバブルラックイヤーを装備し、19インチラックへのマウントまたは棚への設置の両方に対応。カラーOLEDディスプレイにより、接続状態や動作モードを視覚的に確認できる。

想定用途

  • ホームシアター: Dolby Atmos/DTS:X対応の大規模マルチチャンネルシステム
  • スタジオ: マルチチャンネルモニタリング環境
  • ピュアオーディオ: ステレオシステムへのDirac Live導入

価格・発売時期

  • 価格: $3,500(米国)
  • 発売: 2026年1月より発売開始

他地域の価格は後日発表予定。

参考リンク / 出典