1980年代初頭の登場以来、そのユニークで美しいデザインと優れたエンジニアリングで世界中のアナログファンを魅了してきた、英国Michell Engineeringの象徴的なターンテーブル「GyroDec」。その最新モデルが発表されました。
伝統と革新の融合
新しいGyroターンテーブルは、吊り下げ式のペンデュラム・サブシャーシや独立したドライブモーターといった、オリジナルの革新的な設計思想を継承しています。プラッターの下で輝く真鍮のウェイトが回転する象徴的な外観も健在です。
長年の歴史の中で、モーター、電源、プラッター、メインベアリングなど、ほぼすべてのコンポーネントに改良が加えられてきましたが、新モデルでも細部にわたるリファインが施され、さらなるパフォーマンスの向上が図られています。
主な特徴
- 3点スプリング・サスペンション: サブシャーシを振動から効果的に分離し、プラッターとトーンアームに安定した動作環境を提供します。
- インピーダンス・マッチド・プラッター: 振動減衰特性に優れたアクリルなどの素材で作られたプラッター。真鍮製のウェイトが質量と慣性を高め、回転速度の安定性を向上させます。
- 高いビルドクオリティ: 精密に加工された部品と美しい仕上げは、英国のクラフトマンシップの証です。
- アップグレード性: 豊富なオプションパーツにより、将来的なアップグレードも可能。HR電源や重量級プラッターなどで、さらなる高みを目指すことができます。
サウンドは、バランスが良く、繊細でオーガニックと評され、開放的でダイナミックなサウンドステージを描き出します。
Michell Gyroの新モデルは、オーディオの歴史における一つの到達点であり、アナログ再生の魅力を再発見させてくれる、時代を超えたマスターピースと言えるでしょう。
参考リンク / 出典
- Hi-Fi+: https://hifiplus.com/news/michell-introduces-the-new-gyro-turntable/
- Michell Audio Official Website: https://www.michellaudio.com/