デンマークのハイエンドオーディオブランドVitus Audioは、同社のSignatureシリーズに連なる新しいモノラルパワーアンプ「SM-025」を発表しました。このモデルは、既存の「SM-011」からさらに進化を遂げ、より高い解像度、パワー、ダイナミクスを実現しています。
上位モデルの思想を継承
SM-025は、同社のインテグレーテッドアンプの傑作「SIA-030」で培われた高度な設計思想を取り入れています。シャーシはエアフローを最適化し、干渉を低減するように設計されており、音楽のリアリティと生々しいダイナミクス、そしてホログラフィックなサウンドステージの再現を目指しています。
主な特徴
- A級/AB級動作: 約50Wまでは純A級で動作し、それを超えるとAB級へ移行。8Ω負荷時に約200W、4Ω負荷時には最大400Wの出力を発揮します。
- 強力な電源部: 各モノブロックには、低損失のカスタム1.4kVAトランスと、チャンネルあたり180,000µFという大容量のコンデンサバンクを搭載。
- ピュアな信号経路: 入力から出力まで完全なバランス回路で構成され、音質の純度を追求するためにグローバル・ネガティブ・フィードバックを排除した設計となっています。
- 接続性: XLRとRCAのアナログ入力をそれぞれ1系統備えています。
Vitus Audio SM-025は、High End Munich 2025などのオーディオショーで披露され、その音楽性豊かなサウンドで高い評価を得ています。ブランドの新たなリファレンスとして、世界のオーディオファイルの注目を集めることは間違いないでしょう。
参考リンク / 出典
- Vitus Audio Official Website: https://vitusaudio.com/products/sm-025-mono-power-amplifier/
- Mono & Stereo: https://www.monoandstereo.com/2024/05/vitus-audio-sm-025-monaural-amplifiers.html