韓国のデジタルオーディオ専門ブランドAurenderは、音楽ストリーミングの音質を最大限に引き出すために設計された、新しいオーディオグレードのネットワークハブ「NH10」を発表しました。
オーディオのためにゼロから設計
一般的なITグレードのネットワークハブとは一線を画し、NH10はAurenderがリファレンス・ミュージックサーバーで培った技術と細部へのこだわりを投入し、純粋なオーディオ用途のためにゼロから開発されました。クリーンな電源供給、正確なクロッキング、そして高度なノイズ抑制技術を統合し、卓越した精度と音楽的なインパクトの実現を目指します。
主な特徴
- ノイズの最小化: 通常のハブが引き起こすジッターや電気的ノイズに対処し、録音に含まれる微細なディテールやタイミングの正確性を保護します。
- OCXOクロック搭載: 一般的なTCXOよりも大幅に高精度な、恒温槽付水晶発振器(OCXO)を搭載。すべての内部動作は、このマスタークロックに同期されます。
- 外部クロック入力: 10MHzの外部リファレンスクロック入力も備え、さらなる高精度化も可能です。
- リニア電源: すべての回路にリニア電源を採用し、非常にクリーンな電流供給を実現。高周波干渉を排除します。
- ポートの分離: すべてのRJ-45および光SFPポートは個別に分離され、不要なノイズがDACやストリーマーに到達するのを防ぎます。
- 堅牢なアルミケース: 堅牢なアルミニウム製ケースは、外部からの干渉を防ぐシールドとして機能します。
Aurenderによると、NH10を使用することで、サウンドがよりスムーズで自然になり、 harshnessやglareが減少し、サウンドステージがより広く明確になるなど、音楽体験が感情的に魅力的なものになるとしています。
価格と発売時期
Aurender NH10は、2025年11月10日から全世界で出荷が開始される予定です。価格は3,900ドルからで、シルバーとブラックの2色展開です。
ネットワークオーディオの音質を根本から見直したいオーディオファイルにとって、NH10は注目の製品となるでしょう。
