カナダのハイエンドオーディオブランドSimaudioは、同社のフラッグシップ「North Collection」の下に位置する、より身近な価格帯の新しい「Compass Collection」を発表しました。そのコレクションの第一弾となるのが、オールインワンのストリーミング・プリメインアンプ「Moon 371」です。
1台に全てを統合したソリューション
Moon 371は、プリメインアンプ、D/Aコンバーター、ネットワークプレーヤー、そしてMM/MCカートリッジ両対応のフォノステージを、洗練された1つの筐体に収めたHi-Fiソリューションです。ユーザーはスピーカーを用意するだけで、手軽にハイエンドなサウンドシステムを構築できます。
主な特徴と技術
- パワーアンプ: 100W/ch（8Ω）、200W/ch（4Ω）の出力を誇るクラスAB級アンプを搭載。
- ストリーミング: 独自のストリーミングプラットフォーム「MiND 2」を内蔵。Tidal、Qobuz、Deezerなどのストリーミングサービスに加え、Apple AirPlay、Roon Ready、Spotify Connect、Tidal Connect、Qobuz Connectにも対応します。
- 独自技術: 上位機種で培われた歪みキャンセル技術「MDCA (Moon Distortion-Cancelling Amplifier)」や、ハイブリッドパワーサプライ「MHP (Moon Hybrid Power)」を搭載し、極めて低い歪みと高い直線性を実現しています。
- 接続性: バランス（XLR）入力、アンバランス（RCA）入力、フォノ入力（RCA）、6.3mmヘッドホン出力、プリアンプ出力（RCA）など、豊富な入出力端子を備えています。
- 操作性: 本体にはアルバムアートも表示可能なカラーディスプレイを搭載。高品質なリモコンも付属します。
価格と発売時期
Simaudio Moon 371の価格は6,500ドルで、2025年10月から出荷が開始される予定です。10年間の長期保証も付帯します。
Simaudioが、その高い技術力とサウンド哲学を、より多くのオーディオファンに届けるために投入する戦略的な新製品として、大きな期待が寄せられています。